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    登録される刀

    名匠や名工と言われる人がいます。彼らはそれぞれの分野で高い技術を持ち、それによって名を知られた存在となっています。
    日本で刀を作ってきた人たちの中にも、そう呼ばれる人たちがいます。彼らの作った刀は、名刀と呼ばれています。

    刀には、それを作った人たちが自分の名前を刻みつけるという文化がありました。それは銘と呼ばれ、銘が本人のものであり、そしてその人が名の知れた人物であったとするなら、その刀の価値は高いということになります。
    登録証が与えられる刀は、このレベルを基準として考えられます。
    たとえば、第二次世界大戦中に「軍刀」として前線の士官が持っていた刀は、いわゆる古来からの刀ではなく、形だけは昔の感じに整えたもので、美術的な価値を持つものではありません。
    このような刀には、たとえ家の蔵で発見して警察署で申請しても、登録証が与えられない場合があります。
    登録証が与えられ、骨董品を商う店で買い取ってもらえる刀というのは、あくまでも骨董品としての価値を持つ――美術的な価値を持つ品物でなければならないのです。

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